今思い出すのも辛い?(笑)  漫画アシスタント体験記 第6話

asi27

もう 何が何やら

アシスタント初日に、これ以上ないってくらいの失態を披露した後のことは、正直そんなに覚えてないんです(笑)。

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ただなんとなくそれ以降、作家先生様からのアタリが気持ちキツくなったような(気のせい?)感じがしたということだけです。

コイツにはあまり技術的なことはさせられないと判断したのか、原稿のコピーやトーンの整理など、雑用を主にさせられましたが、コピー機の使い方が分からずアタフタしては笑顔で軽くキレられ、質問してもなんだかトゲのある言い方でしか返してくれなくなりました。

もうほんとに針のむしろ状態。何をどうすればいいのか、頭の中が完全にパニック状態でした。

何度も書きますがもちろん、漫画家さんが皆こうではありません。私があまりに仕事が出来無さ過ぎたのが原因なので、これだけを持って「これが漫画家」みたいには思わないでくださいね。できない私が悪いのです。(ただもう少し言い方ってもんがあるんじゃ・・とは思いますけどね(笑。そのへんは本人の性格の問題なので。)

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実際、この方も学生の頃からずっと漫画の世界にいていわゆる普通の社会人としての経験がなく、そのままデビューした口で、そういう意味ではあまりコミュニケーションが上手とは言えない方でした。マンガ家にそんなもんいらんとでも言うようなそういう方、たまにいます。

今では「そういうもの」として受け止めもできますが、当時の私としては初めて直に接したマンガ家さんがそんなだったので一層不安になったのも事実です。

ただ、救いだったのは周りの先輩アシスタントさんたちが割とフツーの人(笑 だったこと。休憩時間などに先生がいなくなると「初めてでいろいろ大変でしょう。」「あの人はああいう方ですが、別に悪い人じゃないんで、あまり気にしなくていいですよ」など、ねぎらいの言葉をかけてくれたりしました。これは本当に嬉しかったです。

まあ、最初私はあえて明るめなキャラを演じ、嫌われないよう振舞っていたので、失敗をしたあとのパニックからの私の落ち込み具合が見てられなかっただけなのかもしれませんが(笑。

そんなこんなでようやく波乱(自分だけ)の一日目が終了。現場で布団を貸してもらって就寝です。

泊まり仕事の現場のやり方はそれも人それぞれですが、そこはもう仕事が終わったらすぐ隣の部屋に布団を敷きさっさと寝るパターンでした。

現場によってはそのあと入浴させてもらったり、外出も許可されたり、作家さんが好きな場合は深夜のゲーム大会が始まるところもあります。

ただその時の私は仕事終わりに何かをする気力もなく、すぐ布団に潜り込みたい一心でした。まだ仕事をしている作家さんを後にアシスタントは撤収。

無言でみんなで布団を敷き、挨拶もそこそこに布団に入ります。

今日一日で体重が3kgは減ったような精神的、肉体的疲労を感じつつ、明日からの徹夜仕事に心底恐怖を覚えながら芋虫のように縮こまって苦い眠りについたのでした・・。

つづく

(この体験記は不定期更新となります。次に続いたり、しばらく後だったりします。ご了承ください。すぐ続きがお読みになりたい方は、こちらをクリックしてください。)

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