漫画テクニック ツヤベタの描き方 制服編

学生13 テクニック講座

 

前回のツヤベタの描き方に関する記事はキャラの「髪」へのベタの入れ方についてでしたが、今回は男女の「学生服」などに入れるツヤベタの描き方です。

仕事でも自分の漫画でも!覚えておくと超便利! 髪のツヤベタ 描き方

 

 

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学園ものを描くときには必ずと言っていいほど出てくる「制服」

昔はそれこそ男は「ツメエリ学ラン」女は「セーラー服」だけでよかったものですが、時代とともにいろいろなタイプの制服が増え「キャラの分類」にも便利に利用できるようにもなりました。

今回は特に「ツメエリ学生服」に限定して描きたいと思います。他の服はまた次の機会に。

 

基本形 シワや継ぎ目に沿って入れる

 

まずは一番の基本形。黒一色でのっぺりした印象がありますが、服ですから当然布地の継ぎ目(肩口)の部分やズボンの縦線部分など光の当たり具合によってベタを入れるべきところと入れなくていいところが出てきます。

ベタと白いところの配分は人それぞれですが、あまり入れ過ぎると重くなってしまうので注意が必要です。最近は黒5:白5 あるいは黒6:白4くらいが標準ですかね。あとはそのコマの雰囲気によって変えていく感じです。

 

学生8

光源を決め、光の当たる部分は白く、他を黒くしてメリハリをつけるといいです。袖の部分も、シワなどが入るとふくらんでる部分とへこんでる部分ができるので輪郭線に合わせてベタを入れます。

学生服はただでさえ起伏がないので、黒く塗っただけだと平面的に見えてしまいます。なので立体的になってる部分「服の合わせ目」や「ポケット」「首筋」などに細いホワイト線を入れることで立体感を出すことが大事です。重厚感を出すために「あえて縁どらない」作家さんもいます。人それぞれです。

学生服の描き方ですが、学生服は肩の辺りがスーツなどと同じようにしっかりしているので、少し「肩が張った」ような感じで描くとそれっぽいです。上着の裾が広がるようになっているのでボタンは下一個分ありません。細かい人はボタンの下部分にもホワイトを入れる人もいます。

 

昔のヤンキーマンガなどによく出てきたベタ(笑)

 

学生4

 

特徴としては肩から胸にかけてを白く抜いて筆ペンでテカリを表現する感じです。とにかくこの手のキャラにはこのベタのシャカシャカした線がやたら入ってます。あと基本ダボっとした着こなし方なのでシワが多いのもヤンキーベタ(笑)の特徴です。

 

学生5ここでよく見られるベタの入れ方の「悪い例」を紹介します。実は私も漫画描き始めの頃はやってました。

 

  1. まず肩口のベタの「抜け」ができていない。ストロークが短かったりまちまちだったりで綺麗じゃない。
  2. 意味のない所に「シワもどき」を入れる。シワは、きちんと構造を把握して入れなければそれっぽく見えない。
  3. キチンと光源を決めてない。
  4. 端まできれいに、ていねいに入れる。「なんとなく「入れるだけでは、かえって汚く見えてしまう。

 

思い当たる節のある方は是非参考にしてください。

 

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シワの原理と構造

 

シワの入り方を把握するためにはまずその「原理」を知ることから始めましょう。難しいと言われる「裾部分」のシワの入り方で説明します。

 

 

学生

 

①特に学生ズボンは、着てない状態の時はまっすぐストンと下まで降りています(改造学生服以外(笑))

②靴を履くことによって前の部分の布がせりあがり、上からの重力に挟まれて「へこむ部分」ができます。

③逆に凹んだ部分と反対側の「後ろや横部分」に出っ張りが生じます。そのでっぱりも上からの重力があるので真横より少し下に広がる感じです。

 

この②でできた「へこんでいる部分」にベタを入れるのです。

 

「服のシワの描き方」についてはまた記事にします。

 

その他のベタの入れ方の例

学生9極力ベタを抑えた入れ方。今はこっちの方がわりと主流かな。でも逆にセンスが必要かも。特に暗くなってる部分だけに入れる感じ。

 

 

 

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『デスノート』など、リアル作画系漫画にありがちなベタ。細かいシワまであえて拾うやり方で、ヤンキーベタに比べてシャープな印象。

 

 

 

学生11

『ジョジョ』など、ファンタジー系漫画に多いベタ。リアルにこだわらず、縦より横のシワを強調したやり方。

 

 

学生12慣れないうちはこのくらいオーソドックスなものでもいいかも。それでもまっすぐなところはまっすぐ、ダブついてるところはそのように、ベタで服の形などを表現することが大事。光源もしっかり決める。

 

 

 

 

 

以上、学生服のベタの入れ方の基本でした。この入れ方ひとつで漫画そのものの雰囲気が決まってしまうと言っていいほど学園マンガには欠かせないものです。軽い時は軽く、重厚なシーンではしっかり入れるなど一つの作品の中でも様々なバリエーションを駆使できるように、いろんな入れ方を自分のモノにしましょう。

 

 

 

 

 

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