こんにちは。すっかり秋めいてきて今さらながら真夏の暑さを恋しがるOYUKIHANです。
今日は「足」の描き方、そしてそこからの流れで「靴」の描き方も併せて解説します。
足かあ~。あまりまじまじと見ないからな~。でもそんなとこ読者も見ないだろうし、適当でいいんじゃねーの?
怒られるわよ。見てる人はちゃんと見てるの。それに形がきちんと描かれてないと地面に立ってるように見えなかったり、意外と構図に関わってくる問題なのよ。
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足は手と違って自分の体の一部でありながらちょっと見にくい部分なのでどうしても「なんとなく」で描いてしまいがち。しかし形がわかってないとイマイチカッコよくなかったり、立ち姿も様にならなく見えます。
手と同様、基本構造を押さえながら一度しっかり頭の中にインプットしてしまうことが肝心です。
足の基本構造
足首は斜めについている
足はまっすぐ下へ降りているわけではありません。外から内、足首に向かって斜めに降りています。
アーチ状
足の裏などがべったりついている印象なので足の骨もまっすぐになっているかと思いきや、
足の骨は手と同様、円(アーチ)状になっています。
この「アーチ状」になっている下の部分(空間部分)が「土踏まず」なのです。
土踏まずはなぜあるのか?
足は地面について体のバランスを取るものなので足の裏が全部べったりついてる方がいいと思われがちだけど、ご存知のように足には「土踏まず」があります。ではこの「土踏まず」は何のためにあるのでしょうか。
それはもちろん「クッション」のためです。
足は特に「上から」力がかかることが多いのでその力がモロに伝わると足首を痛めてしまいます。そうならないように土踏まずという名の「空間」を作ることで力を逃がしているのです。
車の「サスペンション」のような役目ですね。本当に人間の体はよくできています。
二等辺三角形
足の形は、大まかですが「二等辺三角形」をイメージすればわかりやすいです。
積み木で組み立てる
足の下描きを描くときは積み木をイメージして描くと描きやすいです。
真正面から見た「足」
一番難しいのは「真正面」から見た足の形でしょう。
ただこういったアングルで描くことがあまりないので、構造を把握しておくだけでもいいです。
もし描く機会があれば参考にしてください。
知っておくべき点は次の4点です。
以上の点を踏まえてたくさんの「足」を描き、形を頭に覚え込ませましょう。こちらも「手」と同じで、形を覚えてしまえば応用が効きます。
足が決まればその上に履かせる「靴」を描くときもそこからイメージすることができます。
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種類別 靴の描き方
学生靴 ローファー
まずは汎用性の高い「学生靴」の描き方です。
基本は足にフィットしてるので足の形そのままアタリにして少し大きめに描くことを意識。
あとは『革のライン』をきちんと平行に描けるかどうかがポイントです(図参照)。デジタルなら一発ですがアナログだと難しいです。でもこれが描けてればきれいな形の学生靴が描けるので頑張ってほしいところ。
一つ上のレベルに見せるコツとしては、足を入れる所や革と革の重なり合う所に「影」を入れる。
こうすることによって足や靴に立体感が出てリアリティが増します。
そしてこれは他のどんな靴にも言えることですが、つま先部分を横から見ると少し浮いているのがわかります。
人間の足で、通常体重を支えている部分は足の裏の「母趾球 」、「小趾球」、そして踵に当たる「踵骨」、この三つです。指先ではありません。
地面から浮かせた状態で足を横から見ると、つま先は「母趾球 」よりも上にあり、向きも上向きです。それに合わせるために靴のつま先も基本「上」に向いているのです。
細かなことですが知っておくとさらにあなたの絵のリアリティがグッとアップします。
ぜひ押さえておきましょう。
あとは革のツルッとした見た目を表現できれば完璧です。
スニーカー
スニーカーは見てわかるようにローファーなどより全体的に大きく、『ぶかっ』とした感じに描きます。
靴底はペタッとして厚い。他の靴と違って靴の中にクッションがあるので靴底に空間がありません。そしてやはりつま先は少し上向いています。
スニーカーを描くとき一番厄介なのは「紐」でしょうね。逆にここをしっかり描ければあとは形が少々崩れててもそれなりに見えます。見た目ゴチャゴチャしてそうなところほどしっかり描く。
これが「絵を上手く見せる」ためのコツです。
紐を描くときのポイントは大体この三つ。
①紐は大体平べったいものが多く、それを丸い穴に通すので穴の付近できゅっと細くすぼまります。
②固い革と革を引っ張って結ぶため、途中で紐が折れ曲がります。
③重力があるため当然紐の輪っか部分は少し下に垂れ下がります。
革靴
革靴はローファーなどと違って細くシャープなイメージで。
つま先部分が長めなのが特徴です。
パンプス
大人の女性をイメージする「パンプス」。
「パンプス」とは、足の甲の部分が大きく開いていてつま先とかかと部分だけが覆われている靴のことです。
そして女性ならわかるかもしれませんが、男性には「パンプス」と「ハイヒール」の違いが判らない人もいますので、ここで違いを説明したいと思います。
パンプスとハイヒールの違いとは?
結論から言うと「違いはない」が正解です。
実は「ハイヒール」とは、別に靴の種類ではなくただ単にヒール、つまり靴のかかと部分の形状を表す言葉なのです。ヒールが地面から7㎝以上のものを「ハイヒール」といいます。
なので,7㎝以上のヒールを持ったパンプスのことを「ハイヒールパンプス」と呼ぶのです。
ベルトをつけるとちょっとおしゃれな感じになります。
靴にもいろいろ種類があるから大変だな。
その分描き分けができればキャラの足元だけで表現できることもあるから自分でいろんなタイプの靴を見て研究することが大事ね。
まとめ
いかがでしたか。手と違って一口に足といっても靴がある分バリエーションも豊富になりますね。
でも基本的な形は同じだからやはり最初にしっかり足の基本の形を覚え込んでおく必要があります。
頑張ってください。
人間の体の各部位の描き方はコチラでも書いてますのでよろしければどうぞ。
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