こんにちはOYUKIHANです。
今回は「ファンタジー漫画」やゲームのキャラなどに出てくる「マント」の描き方です。
まあと言っても要はただの布なので(笑)。形というよりなびき方、風が吹いた時にどんな風にマントがなびくのか その形状やマントの種類など、自分で描く場合の参考資料的に使っていただければと思います。
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「なびくマント」の描き方
マントの基本構造
と言ってもただ大きな布が首や肩口で留められているのがマントなので基本も何もないですが(笑)。いちおう何もない状態でマントを描くとこうなります。
首元で結んでいる場合、結び目の部分へ布が引っ張られるため軽く「シワ」ができます。ただ布自体はほぼまっすぐなのであまり入れ過ぎないよう注意。
そして本来首元で布が留められてる場合は足元までスッポリ隠れます。何もないのに前部分が広がるのはあくまで「漫画的表現」である事を理解してください。
わざと隠す場合もありますがイラストなんかだと「見栄え」をよくするために前を開けて描かれることが多いです。
当然ながら首で留められているので自由な下部分がフワッと浮き上がるようになびきます。
この、動きのあるマントを描くのは結構難しいですね。考え方としては「見えない空気の束」が次々に当たっているイメージで考えると描きやすいです。
丸い空気の束がたくさん当たるイメージ
その「空気の束」がマントに当たることでマントは丸く膨らみます。
それも一つだけでなく何個も次々とやってくるのでその「束の大きさや強さ」でなびき方を変えて描きます。(大きい束のところは大きめに、小さく弱い所は小さめになびく(上図参照)。)
背中の辺りは首元に引っ張られ、下の方に丸い空気の束が当たるのでアルファベットの「S」の字を描くようになびきます。
後ろから見た図マントの真ん中は体があるのでその真後ろには風が当たりにくい。なのでマントの端部分がなびきやすいと覚えておくといいでしょう。
下から吹き上がる風
マント全体が浮き上がるほどの強い風は、体で邪魔されようと関係ありません。この時、キャラの髪の毛などもちゃんと同じようになびかせる必要があります。
たまにマントだけなびいて髪の毛は「スプレーで固めてんのか?」ってくらいビクともしない漫画があったりするので(笑)。まあキャラのイメージを崩したくない場合は仕方ないかもしれませんが。
様々なマントの種類
ここからは様々な種類のマントを紹介しますので、ご自身で描く際の参考にしてください。
前で留める部分にいろんな装飾を施す感じですね。留め金や結び目の所に軽く影を入れて立体感を足すとよりカッコよくなります。
中世の騎士などが纏っていたようなマント。少し生地がゴワゴワしてるイメージですね。
いかにもファンタジー漫画に出てきそうなマント。
砂漠の民」なんかが着るようなマント。体の中に砂が入り込まないように首元までしっかり覆っています。こういうものは布一枚だけでなくショールのようなものを首に巻いている場合もあります。
位の高そうな「王族」あたりが着そうなマント。生地は少し「厚め」にした方がいいですね。こういう「装飾」を考えるのも楽しみの一つです。
丈が腰までしかない「ハーフマント」。動きやすさが特徴です。こちらは逆にあまり位の高いキャラは着ない印象です。「兵士」に多いタイプかな。
ひとクセありそうな敵キャラ?とかが着てそうなマント。マントというより「袖のないコート」といった感じですね。生地は割と固めで、パキッとした感じで描くとシャープなイメージになります。
いかにも「ラスボス」が着てそうなマント。
まとめ
以上、ファンタジー漫画やゲームなどに出てくる「マント」の描き方でした。
架空の異次元空間など設定が非日常である場合はあまり構造やなびき方などリアルでない方がいい場合もありますが、一応基本は抑えといた方がいいかなと思って描きました。
参考になれば幸いです。ではまた。
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