いくら好きで始めた漫画仕事でも、毎日やってると嫌になることもあります。自分の作品でもネームに詰まったり作画がうまくいかなかったりして、漫画なんて見るのも嫌という時期が必ず来ます。
スポンサーリンク
当然だけど、忘れがちなこと
ただ趣味でやってる漫画なら、嫌になったらしばらく離れて気分を変えることもできますが仕事となるとそうもいかない。無理にでもやらなければならなくなってくる。しかし人間「イヤイヤ」やることほど体に悪いものはありません。最終的に漫画自体を嫌いになるなんて可能性も大いにあります。 そうならないように、煮詰まったときの対処法を考えておくのもひとつの手です。
「何も考えずペンを握る」ということは前にも書いたと思いますが、それよりも簡単な、なんと1秒でやる気がみなぎる、という魔法の対処法を教えましょう。
なんて大げさなこと書いてしまいましたが大したことではありません。
その方法というのはただ、「姿勢を正す。」 これだけです。
何だそんなことと思うかもしれませんがこれが結構重要で、しかも結構効くんです。そして医学的にも立証されています。特に猫背の人は、血流が悪くなり頭も十分に働きません。 学生300人で実験したところ、すべての学年で姿勢良く問題を解いた学生の正解率が上だったという話です。
別に姿勢を正したところで「やる気がみなぎる」ほどではないかもしれませんが、自分の体をその気にさせる意味では結構有効です。人間の体は結構単純で、たとえばきちんとした身なり(フォーマルな服)などを着ると、何故か背筋がしゃんとしてだらしない格好をしなくなるなんてことみなさんも経験ありませんか。
あまりいいたとえじゃないけど、海外でホームレスの方にきちんとした制服を着させて仕事を与えたところ、実にキビキビと仕事をされたそうです。(仕事が欲しい人たちだからなんでもそうしたかもしれませんが。)
私も、どうしてもやる気が出ないときは体操などして体に刺激を与えて無理やり奮い立たせますがそれでもダメな時はわざと 部屋の中でもきちんとした服で仕事したりします。在宅でやってるとどうしても身なりに気を使わなくなり神経も研ぎ澄まされません。
あと部屋の掃除をしたりとかね。とにかくだらしない習慣をなくすことがやる気を起こす方法の一つだと思います。
きちんとした身なり、きちんとした姿勢は、本当に有効なんです。騙されたと思ってやってみてください。ただそれでやる気がみなぎらなかったぞ、どうしてくれると言われても、責任はとりませんのであしからず。
スポンサーリンク
あのスティーブ・ジョブズもやっていた?
そしてもう一つ、自分にやる気を起こさせる方法として有効なのが「歩く」です。実際、人間の体のやる気スイッチは「足」にあると言われています。要するに「脳」にたくさん血液を送ることがやる気を起こさせるのに重要なんです。
そのためには「歩く」。歩くことで足の血流が良くなり、それが脳まで伝わってぐんぐんやる気やアイディアが沸いてきます。
この方法は あのappleの創業者、天才スティーブ・ジョブズ氏も実勢していた方法です。彼はアイディアを練る時、とにかく歩き回ったそうです。実際、新製品のプレゼン会場でも、歩き回るジョブズ氏を、よく見た方もいるでしょう。
そして漫画家さんも、ネームを考えるときは、散歩をする人がけっこう多いです。自分もそうでした。部屋の中で頭を抱えていても出なかったアイディアが、外を歩き回っている時にすっと出てきたなんてこともたまにありました。(必ず出るとは限りませんよ たまに です(笑))
確かに、歩いているうちに最初はボーッとしていた頭がシャキっとしてくる感じはよくわかります。見慣れた場所だけでなく、知らない道へ出た時なんかはなんだか新鮮で、子供の頃によくやった「探検ごっこ」を思い出すようで、なんだかワクワクしてきます。
おかげで自分は以前住んでた場所の周り、半径5キロ県内なんかはどこに何があるかすっかり把握できるようにまでなりました。(もちろん他人の敷地内なんかには入っていませんよ。あくまで普通に道を歩いて見える範囲で、です。)
リアル&仮想ライバルを作る。
これもやる気が起こらない時などに最適のやる気スイッチです。
身近(アシ仲間など)に実際ライバル関係の相手がいればその人、いなければ誰か作家さんでも他の人でも、「コイツだけには負けたくない」という相手がいれば、メラメラと闘争心が湧き、自然と頑張れるものです。
それが嫉妬や妬みに変化して諸刃の剣になることもありますが、やはり競い合いはモチベーション向上に一役買います。だから同じ志を持った仲間の存在が貴重なのです。同じ新人賞に応募するとか原稿を見せ合うなどして上手に闘争心を滾らせれば、大いにやる気向上の原動力になります。
こんな具合に「やる気」の入れ方は様々です。人によっても「自分はこうやってる」なんてのもあるでしょう。みなさんが実践している「やる気スイッチの入れ方」を教えていただきたいです。早く自分独自の「やる気の出し方」を見つけることが大事なんだと思いますね。
スポンサーリンク
コメント