『作者の画力が足りない。』　感想レビュー　身勝手な作者に振り回される気の毒な主人公たち

面白いWeb漫画を見つけたので紹介します。

次見やをら(ツグミ　ヤヲラ)さん作（最初「じみ」さんかと思ってました‥すいません！💦)

『作者の画力が足りない。』本日より連載開始のようです(5週連続更新予定)
例に漏れずアホなお話ですが見てやってくださいませ！どうぞよろしくお願いします！！ pic.twitter.com/W6AktYMbPU

— 次見やをら/『作者の画力が足りない。』連載開始 (@Cuenta__Atras) 2018年10月26日

同作は「漫画の中で当たり前に描かれている背景や小物の数々、もしもそれらがなかったら」「作者の画力の都合で、まともに描かれなかったとしたら」というモノローグから始まる4コマギャグ。神賀七三、成羽朝信という2人の男は、武器が描けないからと手刀や“手銃”で戦わされたり、「ふたり分の部屋を考えるのがキツい」と一緒に生活させられたりと、“画力が足りない”作者の理不尽さに振り回されていく。

引用　コミックナタリー

これめっちゃおもろいです。

いきなり大した説明もなく話が始まり、男二人のバトル開始かと思いきや　その武器を作者(漫画家)が描けず　主人公たちが「画力の足りない作者」に振り回されるというギャグマンガ。

まずその発想が面白いですね。

てかまず　「アシスタントに頼めば・・」と思ったのですが、作中でもそれについては言及してます。作家さんですが商業誌ではデビューしたての方らしいので、まだ作品は自分一人で描いてるのでしょう。(今は違うかな？)

自分でキャラも背景も描いてる作家さんならではの発想だと思いますね。

【告知】まんがくらぶ7月号(6/4発売)に読切「逆装ランデヴー」を掲載していただきます。商業誌に載せて戴けるなんて初めてのことでドッキドキです。が、ストレートに言います、読んでください！どうぞよろしくお願い致します！ pic.twitter.com/6nKucKhTFU

— 次見やをら/『作者の画力が足りない。』連載開始 (@Cuenta__Atras) 2018年5月28日

とにもかくにもテンポがいいです。

他の作品を見ても大体がバディもの(コンビもの)が多く、その会話のおかしさだけでストーリーを進行させて行く感じ。中にはお笑い芸人の「アンジャッシュ」さんがやるような、「全く違う話をしてるのになぜか会話が成立してしまう」系の「すれ違いギャグ」も得意なようです。

ピクシブで読める無料漫画「ジーンピクシブ」10月2６日より連載開始。

5週連続更新ということなのですが、5話で終わりなのかな？それ以降は不定期更新なのか？

確かにあまり長く続けられるような話でもなさそうな気はしますが・・。でもこの作家さんのギャグセンスは確かだと思います。他にもすでにたくさん描いてるようなのでご興味ある方は是非。

次回更新が楽しみなWeb漫画の一つです。

追記

5/5日現在ももちろん連載中で、単行本が最近発売されました。

作者の画力が足りない。単行本発売日です！！
どうぞよろしくお願いいたします！！

［本編/pixivコミック］https://t.co/zjw3pNugW1
［Amazon］https://t.co/hDhsn6h05l pic.twitter.com/TYZxc2Bd3b

— 次見やをら🐈単行本2冊発売中/ティアま09a (@Cuenta__Atras) 2019年4月27日

単純なギャグマンガってだけでなく、マンガの作り方、構成の仕方にもはっきり言って勉強になることばかり。
全ての同人作家さんの「教科書的」バイブルになりそうな予感・・は言いすぎ？でも半分本気でそう思います。