最近暖かくなってきました。外へ出るのも楽になり昼間などは半袖で過ごせるほど。
新年度が始まって一か月たって、学生さんも社会人一年生さんも新しい生活に少しは慣れたでしょうか。新生活の緊張から少し解き放たれた今頃、やって来るのが「五月病」というヤツです。
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五月病とは?
五月病とは、新社会人や新入学、進級などによる環境の変化に適応できない人が抱える精神的疾患の俗称です。
職場やクラスになじめずそれでも何とか対応しようと頑張ってきた体が、ゴールデンウィークなどの長期休暇があることで疲れが一気に噴き出し、体調の悪化や職場や学校に戻る事が嫌になり、退職や不登校などの状態に陥る。
私も経験あります。休みの日が一日一日減っていくって死ぬほど嫌ですよね~。
ちょうどGWが始まったところでもあり、そうなる前に予防をしておく意味で記事を書こうと思いました。
今年は長い人で10連休になる人もいるそうですが、あまり長い休みに体が慣れ過ぎてしまわないように今から気を付けていきましょう。
無理をせず自然にやる気を起こさせる対処法4つ
対処法①
散歩、ジョギングなど適度な運動をする
俗に「やる気スイッチ」は「足」にあると言われています。足の血行が良くなると頭もスッキリし、ジョギングにでもなれば持久力などもついて一石二鳥かも。
ストレスに対応する神経伝達物質に「アドレナリン」があります。
スポーツなどに没頭し、興奮状態が高まるとアドレナリンが分泌され、脂肪が燃焼されやすくなってやる気が出てきたりします。
対処法②
小さな目標を立て、それを実行することで達成感を得る
人間が「達成感」などで快感を感じた時に出る神経伝達物質に「ドーパミン」があります。
「快楽」につながる物質なので別名「やる気ホルモン」とも呼ばれます。
一番いいのは自分の第一目標を達成させることですがそこまで大きいものでなく身近なもの、「机の上だけでも掃除する」とか「本棚を片付ける」とか自分にあまり負担にならずすぐ達成できる目標を決め、それを実行することで達成感の「疑似体験」をするわけです。「成功体験」を積み重ねることで体全体を「いい気分」にさせるのです。
あるいは、自分の最大の目標を達成した姿を頭の中で強く想像したり。
漫画家になるのが夢という人は、「漫画家として成功している姿」など思い浮かべて、悦に浸るのも一つの手です。すると、「そこへ到達するために今何をすべきか」が見えてきます。
ただやりすぎは注意。そういう時間はあっという間に過ぎます(笑)。
対処法③
好きなこと、楽しいことをする
とにかく嫌なことは忘れて自分の趣味に没頭する。
やる気が出ない時と言うのは、いわば「体が拗ねている」状態と言えます。
「何のご褒美ももらえないのに何で嫌なことばかりしなきゃいけないんだ」
と自分の体が「駄々をこねている」のです。
そういう時は自分にしっかり「ご褒美」を与えることが大事です。
人間が快感を感じる神経伝達物質の一つに「セロトニン」があります。
安心感やリラックスしている状態の時に分泌され、別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。
好きな音楽を聴いたり、おいしいものを食べたりして「心の安定」をはかれば、無理をしなくてもやる気は出てきます。
ただこれも度が過ぎればそのあとの「嫌なこと」とのギャップに打ちのめされることもあるので注意。
対処法④
あえて何もしない
とにかくひたすら休息をとる。何も考えず、体を休ませることだけを心掛ける。自分の心ととことんまで会話して、本心と向き合う。いやなことをあえて口に出してみるのもある意味では大事です。ため込んでしまうより、吐き出すことでスッキリする場合もあります。
以前書いた記事にも、無理に前向きになろうとせず、後ろ向きな時はとことん後ろ向きになってみるということを書きました。
自分の中から自然に「これじゃいけない」と言う気持ちが湧き上がってくるまで無理はしない。これも一つの手段です。
以上、いろいろやり方はあるので、自分に合ったやり方を見つけて、ご自身の『精神の安定』をはかってください。
なお、上の対処法を実践する時に共通して大事なことがあります。
それは 「毎日の生活習慣を変えない」という事です。ただでさえ休みに入ると体も心も弛緩するので、朝いつまでもベッドから離れないとか、食事も抜いてしまうとか、ダラダラと過ごしがちです。この「ダラダラ」が体からやる気を余計に遠ざけてしまいます。
休みの日でも起きる時間はあまり変えず、顔洗ったりちゃんと着替えたり、普段の習慣と同じようなことをルーティン作業としてやった方がいいと思います。
皆さんの「モチベアップ法」も教えていただけるとありがたいです。
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