漫画テクニック 描き文字の書き方 描き文字に対する初心者の「間違った捉え方」とは?

241アイキャッチ4 漫画テクニック講座 アナログ編

こんにちは OYUKIHANです

世間は例のウィルスで大騒ぎですね。でも注意することは大事です。

効果的な薬がまだ開発されてない現状、出来ることは地味ですが不要不急の外出を避ける、人混みは避ける、手洗いうがいを欠かさない、これしかありません。

いつ終息するのか読めませんがみんなで乗り越えていくしかありません。頑張りましょう。

こんな時は私のブログでも見て暇つぶしてください(結局宣伝かい(笑))

マンガの描き文字 初心者の捉え方の間違いと知っておくべき心得三か条!

 

今回は「描き文字」についての解説と考察です。

描き文字とは、いわゆる漫画に出てくる「音」を言葉で表現する文字の事。小説で言う「オノマトペ」という奴ですね。この「描き文字」によって「音のない」漫画から音が聞こえ、読者はさらに漫画の中にのめり込んでいくというわけです。

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ただ正直漫画を描く上で、特に初心者の方で「描き文字」をそこまで重要視している人は少ないのではないかと思います。ですが、いくらキャラクターがしっかり描かれていても「描き文字」がテキトーだとそれだけでクオリティの低いマンガに見えてしまうのです。

皆さんが思ってる以上に「描き文字」は読者に見られています。

そこで今回は「描き文字」に対する、特に初心者の方の捉え方の間違いと、描き文字を描く上で心に留めておくべき3か条をご紹介したいと思います。

 

初心者の間違いって・・そんなエラソーなことドヤ顔で言っていいの?

「お前が言うな」って言われない?

少し過激な言い方した方がインパクトあるんじゃないかって考えたらしいわよ。叩かれたらすぐ凹むのにね(笑)

ぐ・・ぐおおっ・・。。

 

三か条その1 描き文字は「文字」ではなく「絵」である

 

漫画における描き文字は、文字通りそこで鳴っている「音」をただ書くのではなく、「描く」つまり「形」で表現することによってより読者にイメージを明確に伝えることことに意味があります。

ただ初心者の方はそこをあまり気にせず「なんとなく」で描いている気がします。

単に「文字」だけを描いたものや、好きなマンガで使われている描き文字をただ「マネた」ようなものが目につきます。

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上のような描き方だとあまり描き文字の効果がないように見えます。やはりその場面や雰囲気に合った描き文字を書いて臨場感を高めるテクニックが必要になります。

 

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こちらの描き方の方が「風を切る音」や「地面が揺れるほど重い岩」の感じがよく出て「音」にリアリティが出ますね。

あと「スッ・・」や「フワッ・・」など、音ではない音、ほとんど聞こえないような音を表現する時はなるべく細い線で描いた方がそれらしく見えます。

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これが漫画の「描き文字」の特徴でありメリット。

前回のコマ割りの記事でも書きましたが、漫画家はあの手この手で読者に「自分の伝えたいことを的確に」伝えるのが仕事です。

この描き文字もその一つ。音のないマンガにいかに「音」を感じさせるか。「視覚」だけでなく「聴覚」までも刺激して読者に漫画を楽しんでもらうわけです。

そのための「補足情報」として文字の形に「表情」を加える、つまり

「絵を描くように文字を描く」。これが「描き文字」の基本であり極意です。

 

 

三か条その2 描き文字は「付け足し」ではない キャラクターのひとりである

これも初心者の方の、特に「ネーム」などによく見られることですが、「描き文字」をほとんど「付け足し」のように捉えていて、キャラの配置などを決めた際に「なんとなく」描く人が多いように思えます。241t

描き文字を適当に描いてしまって雰囲気がつかめない。

でも「描き文字」は決して付け足しではありません。描き文字も含めて初めて一枚の絵、完成品となるのです。

プロの作家さんはネームの段階で描き文字のデザインや配置、大きさまでしっかり決める人もいます。ある作家さんなどは「描き文字もキャラクターの一人くらい重要に考えてる」と言った方もいました。

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ネームの段階から描き文字の位置やデザイン、大きさをしっかり決めておくと雰囲気がつかみやすい。

そのくらい、作品にとって描き文字は料理で言えば隠し味、その味を加えるか加えないかで「味そのもの」が変わってしまうほどに重要なものなのです。

ただ、いくら「描き文字は大事!」と声高に叫んだところであまり重要に思えないし、上手に描けない理由としてはやはりそもそも描き文字のバリエーションを知らないのと「レタリング」などを学んだわけではないのできちんとした書き方を知らないからではないでしょうか。

もちろん「レタリング」まで勉強しろとは言いません。しかし、ある程度基本の「フォント」などを見て「文字の形」を理解しておいた方がいいとは思います。その「基本のフォント」を崩して描くのが描き文字なのです。

「基本」を知らなければ「応用」もできないのは当然です。

ネットでもたくさん、いろんなフォントを紹介してるサイトがあるのでぜひ参考にして、そこから独自のデザインを考えていくのもいいのではないでしょうか。

 

FONTDASU フリーフォントで商用利用可なものを字形で比較して検索できるサイト。
和文フォント大図鑑 和文に特化したフォント見本総合サイト。
フォントナビ ブランド別、メーカー別、価格別に特化したオンラインフォト見本サイト。

ダウンロードして購入もできます。

描き文字をカッコよく描くコツ

描き文字も「ただ並べた」だけではあまりカッコよく見えません。少しでも見栄えをよくするための工夫というものも必要です。

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最初の文字を大きく

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音の響きによって最初の音を強調する描き方をするとインパクトも出てきます。

 

パースをつける

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流線などがある場合そのパースに合わせて描くと距離感が出ます。

他にも、

効果線に合わせる

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バラバラに描いて全体的に響いてる感じを出す

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など文字の位置関係もデザインした描き文字を描けば、よりその場の雰囲気を表現することができます。

他にもいろんな形やデザインの描き文字を書いてる作家さんがいるので研究してみるといいでしょう。

 

三か条その3 描き文字は「音」だけではない 心象表現である

 

画面の中でなっている「音」を形で表現するのが「描き文字」であると書きましたが、実はそれだけでなく「その場の雰囲気」や「心象表現」のために使われる「描き文字」もあります。

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上のゴゴゴゴやゾクッ・・などの描き文字は「音」が鳴っているのではありません。何やら得体のしれない化け物の登場によるキャラクターの『感情』を文字で表現しているわけです。

文字の位置も、ただ書いてあるだけでなく頭の上から覆いかぶさるような描き文字の入れ方をして化け物の恐ろしさを倍増させているわけです。

 

つまり描き文字とは「単なる音」ではなく、その音を聞いて「キャラクターたちがどう感じているか」を表す道具でもあるということ。キャラクターたちの心象表現でもあるのです。

そして、ひいてはそれを見た読者がどう感じているか、というよりどう感じてほしいのか。これを計算して入れるものだということです。

だからこそ大きい音は大きく、小さい音は小さく、固い音は固く、柔らかい音は柔らかく描く必要があるわけです。

皆さんも描き文字を描く時はこれから「単なる音」として描くのでなく、読者に「どう聞いてほしいのか」を考えながら描いていただきたいと思います。

 

まとめ

 

以上、漫画における「描き文字」の意義や描き方、初心者さんたちの捉え方の間違いなどについての解説でした。

まーエラソーに言いましたがとにかく「描き文字」の表現方法は無限です。

自身の漫画をより「面白く」そして「臨場感」たっぷりに表現するための「便利アイテム」として様々な描き文字を研究してみるのもいいでしょう。

いろんな作家さんが独自の描き文字を開発してたりするのでそういうのを見つけるのも面白いです。

やはりマンガは「表現の宝庫」なんですよね。

 

ではまた。
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