作ると超便利!CLIP STUDIO 自作ブラシ作成法

k38-017背景(川 漫画テクニック講座 デジタル編

今日はオリジナルパターンブラシの作成法です。いろいろやり方はありますがあくまで私のやり方です。

デフォルトで入ってるものや素材をダウンロードするやり方もありますが、やはり自分で使いやすいように自作してしまうのが一番ということで

一番汎用性の高い、「カケアミブラシ」を作ってみたいと思います。

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最初は手順が面倒・・でも覚えてしまえば楽!

 

コミスタでブラシを作るのはもっと簡単だったんですがクリスタは少々ややこしいです。というか「やることが多い」。でも覚えてしまえばルーティン作業でできるので、さっさと覚えてしまいましょう。

まずはブラシにしたい元素材を作ります。レイヤーはラスター、モノクロの設定するとボカシのない平面的な絵になり、ボカシやにじみを表現したい時は「グレー」にします。

 

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素材ができたら下図のように選択範囲を取り、「編集」→「素材登録」→「画像」を選びます。
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すると「素材のプロパティ」というダイアログが開くのでここに必要事項を書き込みます。最初の「素材名」は素材フォルダに入る名前なので、わかりやすいものにします。

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その下の「ブラシ用素材設定」で「ブラシ先端形状で使用」にチェックを入れ、「素材保存先」→「すべての素材」→「画像素材」→「ブラシ」をクリックし「OK」を押します。

 

 

次に「ツールパレット」で「デコレーション」を選択し「サブツール」というパレットの一番左上をクリックすると図のような項目が出てくるので、「カスタムサブツールの作成」をクリックします。
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図のようなダイアログが出てくるので、ここでサブツールに自分で分かりやすい細かな設定を表現した名前を付けます。

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するとサブツールパレットにさっき名前を付けたブラシが作成されます。(まだ終わりじゃありませんよ)

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次に「サブツールの詳細」というダイアログが出てくるので、➀左の表のブラシ形状を押し、「ブラシ先端」をクリックします。➁右の「素材」をクリックすると下に「ここをクリックして先端形状を追加してください」と出るのでクリックします。

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するとさっき素材を登録したフォルダが現れるので、そこから追加したい素材を選びます。見つからない時は左上の検索窓に素材を登録した時に決めた名前を入れれば出てきます。

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素材が出てきたらクリックし「OK]を押すと素材がブラシとして使えるようになります。あとは数字を調節して使いやすい大きさに変えて使います。

 

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以上で終わりです。

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木の葉っぱなど、重なり合う絵を描くときに便利な方法

 

アナログだと、ちまちま描かなければならない気の葉っぱなども、ブラシを使えばあっという間にできます。そして、普通なら線が重なって、出来上がった後にいちいち重なった部分を消さなければなりませんが、ちょっとした「裏技」を使えばその手間も省けます。

葉っぱ4

 

と言ってもそんな大したことじゃありません。最初に描いた素材の、空いてる部分で選択範囲をとり、そこに「ホワイト」を流し込みます。

 

葉っぱ2

 

その状態で先ほどの手順で「ブラシ化」すれば重なった部分は全てホワイト加工されてるので、クリックするだけで無限に葉っぱが自由自在に描けます。

葉っぱ3

あまり同じ角度じゃいかにも過ぎるので、方向を変えたり、一部は手描きを加えて調子を整えれば、あっという間に「自然な木の葉っぱ」が表現できます。

 

このようにさまざまに自分の使いやすいブラシを自主制作すれば仕事でも、自作マンガ制作にもしっかり役立つので、自分でいろいろ作ってみましょう。

セルシスのサイトに行けば、いろんな素材を提供してたりするので、そちらで探してみるのもいいかもしれません。

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