漫画テクニック 「手」の描き方 基本構造を知って画力をアップさせよう!

te14 漫画テクニック講座 アナログ編

こんにちは。公園に涼みに行ったら灼熱地獄で5分で帰ってきたOYUKIHANです。

今日は、「手」の描き方の解説です。

「手」なんてみんな持ってるもんだから「描き方」なんて必要ないんでないの?なめるように見て、模写すればええんちゃう?

 

本人でも意外とわかってない部分もあるのよ。

いいから黙って聞いてなさいこのアンゲラソ!

 

スポンサーリンク


基本的な「手」の構造を知ろう

 

まずは基本の構造から。

 

te1

まあ各部の名称まで細かく知る必要はないですが、一応「どんなふうになっていてどんなふうに曲がるのか」くらいは知っておいて損はありません。

それぞれの指が三つの間接でつながっていて、曲がるのは基節骨、中節骨、末節骨です。

親指は間接が二つしかないように見えますが実は三つちゃんとあります。CM関節という所が三つ目の関節。他の指は手のひら(中手骨)は曲がりませんが、親指だけはそこから手のひらごと曲がるようになっています。

 

手を描くとき知っておくべきポイント

 

基本は「円」でできている

なんとなく「平べったい」イメージで手を捉えている人が多いと思いますが

「手」はすべて「円」でできています。

te2

 

これを頭に入れておくかどうかで全く「仕上がりが変わってくるのです。

手のひらも「平」と言いながら平らではない

自分の手を横にするとわかりますが、親指から順番に山が重なるように丸くなり、薬指からまた下に下がっています。

te4

これはもちろん「物をつかみやすくするため」にそうなっているのですが、この複雑な構造を理解してないと「それっぽい手」になりません。手は「円」の集合体なのです。

手の甲は間接で曲がるが「手のひら」は感情線で曲がる

次に「指の曲がり方」ですが、もちろん指は「関節」によって曲がるようにできています。

ただ自分の指を曲げてみるとわかりますが手の甲側から見ると指「だけ」で曲がるわけでなく図の部分から曲がります。

te5

 

手のひら側だと、手相で言う『感情線』や『知能線』で曲がるのです。

微妙に「斜めって」いる

力を抜いて自然な形で手のひらを見てください。

微妙にまっすぐではないのわかりますか。

te6

これはわかりやすく極端に描いた図ですが、力を抜いた手はsこーし斜めに傾いていると思います。

まっすぐにするにはわざと力を入れないとまっすぐにはなりません。

こういう「チョットした」事を知っていると「わかって描いている」感が出て

作品に説得力が増します。

 

 

指は内側に向けて曲がる

 

四本の指を曲げる時、まっすぐ曲がるのでなく全体的に「内側」に向けて曲がります。

特に「小指」は顕著ですね。

te7

 

力を入れれば入れるほど内側に「めり込むように」曲がります。

これを表現することでキャラクターの「怒りの強さ」を表すことができます。

 

手の大きさの基準

もちろん大きさは人によって違いますがその「比率」は大体同じです。
顔との比較から正しい「手の大きさ」を把握しましょう。

手の長さは「あごから額の半分くらい」まで

手のひらの下の部分を顎に当てて指を伸ばすと、その指先は大体「額の半分くらい」まであります。
幅は顔半分ほど。
te8
横にするとあごから口が隠れるくらいです。(親指抜く)
 te9

まとめ

以上、手を描くときに覚えておくべき基本的なことを書いてみました。
あとは自分の手を写真に撮って見ながら描いたりトレースしたりしてこちらも「感覚」で覚えてしまうことです。
こういう時はこう描くというパターンを自分なりにつかんでおくことも大事ですね。

頑張ってね!

スポンサーリンク


にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村


人気ブログランキング

コメント