いよいよアシスタント初日!マンガ家への第一歩  漫画アシスタント体験記 第2話

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浮きまくりの初対面

ブースに入る直前まで、作家さんと編集さんたちはそれはそれはとても明るく楽しそうに会話をしていました。私は内心「なんか・・明るそうな人なんだなあ・・これなら大丈夫かな?」と、少し緊張がほぐれた気がしていました。そしてついに案内されたブースに入ると、編集さんが二人。そしてその前に、作家さんらしき人物が、座っていました。

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ちなみに、作家さんは女性です。私は、ほんの数年ですが社会人経験があるのでやはりここは初めの挨拶が肝心・・と、

「こ、この度アシスタントに応募しました、oyukihanと申します!よろしくお願いします!」と、緊張しながらも目いっぱいの明るい笑顔と、ハキハキした口調で挨拶しました。

すると作家さん、「は・・はあ・・○○です。 よろしくお願いします」消え入りそうな声。(あれ?・・さっきの明るい声は・・?)すぐにTさんが割って入り、仕事日や時間、内容についての説明をAさんに確認しながら行っていました。

(これは後から分かる話ですが、漫画家さんは、実は人見知りが多いです。コミュニケーションのとり方を知らないんじゃないかと思うほどはじめは無愛想(に見える)人が結構います。慣れればそうでもない場合も多いですけどね。もちろんそうでない人もたくさんいますが、確かに社交的な人が選ぶ仕事でもない(失礼)気もするのでそこはあまり気にはしないつもりでした。が、自分のカラ元気さに比べてのその反応の薄さに、少し拍子抜けしたのは事実です。)

私は、そのあともあまりこちらを向いて話をしてくれないAさんに一抹の不安を抱えながらも、

(でもまあとにかく、あこがれの漫画業界についに私は入ったんだ。いろいろ大変なこともあるだろうけど頑張るぞ・・!)と、希望に胸をふくらませていました。

ただそのあとは、完全に蚊帳の外(笑)。楽しそうに談笑する三人の輪の中にいっさい入り込めず、ただひたすら時間が過ぎるのを待ち続ける私なのでした・・(笑)。

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ハラハラドキドキ初出勤

そして数日後、いよいよ初めての出勤の日。漫画業界への第一歩、アシスタント仕事の初日がやってきました。

ここの仕事の始まりは夕方からでした。(作家さんによって、仕事開始の時間、タイムスケジュールはまちまちです。初めに、きちんと確認しましょう。)夕方から初めて、その週の仕事が完成するまで泊まり込みです。

今から思えば初めてにしては少しきついスケジュールですが、その時は「こんなもんなのかな」と思ってたし、私自身燃えていたので(笑)気にはなりませんでした。持っていくものを確認し、気合を入れてさあ出発です。仕事場の住所確認、電車に乗ってる時も、ドキドキと不安で喉カラッカラです。

それからこれも作家さん次第ですが、仕事場まで来させる作家さんもいれば、道がわかりにくくて迷ってしまう可能性がある時などは最寄りの駅やコンビニなどわかりやすい目印の場所で待ち合わせ、そこへ作家さん自身かあるいは指示された他のアシさんが迎えに来る場合などいろいろあります。)

この時は、最寄りの駅についたら仕事場に電話、口頭で指示するので仕事場まで自力で来てください、とのことでした。ドキドキで電話し、行き方を教わり、商店街を歩く私・・やがて大きな川を渡り、あたりが閑散としてきた頃、不安はピークでした。

「あんな有名な漫画が、こんなへんぴ(失礼)なところで描かれているのか・・」

別にどこで描かれようと関係はないのですが、私の勝手なイメージですごい都会の高級マンションか何かを想像していたので、周りの風景に多少の違和感を感じていました。そしてその違和感は、仕事場の佇まいを見て余計に高まりました。

指定された住所にあった建物は、築何十年経ってんだ? てくらいの、オンボロ いや失礼w非常に歴史を感じる、趣のあるアパートだったからです。

つづく

(この体験記は不定期更新となります。次に続いたり、しばらく後だったりします。ご了承ください。すぐ続きがお読みになりたい方は、こちらをクリックしてください。)

初めての現場作業に気合い十分!しかし・・・漫画アシスタント体験記第3話

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