これからは主流になる? デジタル作画について

%ef%bd%90%ef%bd%83 漫画テクニック講座 デジタル編

 

 

パソコンで漫画を描く

 

昔は、マンガといえば原稿用紙にインクをつけたペンでガリガリと描くのが常識でした。そもそも「絵」というものすべてが絵画であれ、イラストであれ、マンガであれ、紙などいわゆる現存するキャンパスに描くものでした。

世の中にCGやグラフィックイラストが出てきたとしても、まさか漫画をパソコンで描くなんてこと数年前までは考えられなかったことでした。

特に私みたいな頭も体もアナログ人間には、コンピュータを使って絵を描くなどまるで無縁のものだと思ってました。しかし時代は変わり、今やPCで普通に漫画が描かれるようになりました。むしろ未だに一切PCを使わずに漫画を描いてる作家さんは、よほどベテラン作家でない限り少なくなったでしょうね。

マンガをpcでしか描いたことない・・なんて人がいるかどうかわかりませんが、(落書きは別として。)そこそこの世代になれば、デジタル作画が普通の時代になってます。

今はたくさんの作家さんもパソコンで漫画を描いています。始めから終わりまでパソコンで描く人もいればキャラだけアナログで背景以降デジタルとか、トーンだけとか、やり方は様々です。

いろいろな好みに対応できるのもデジタルの強みであり、魅力です。ただやはりソフトは商品として売ってますので、 それを購入して使うことになります。

 

(街の声)でも~、お高いんでしょう?

 

誰?(笑)確かにコンビニで買えるほど安くはありません。  でも、ローン組まなきゃならないほど高くもないし、安いものなら数千円で購入できます。高いものでも数万円です。

ネットで商品を買うこともできるし、ダウンロードで購入することもできます。機能の違いによって値段が違うのですが、安いほうを買って後でアップグレードすることもできるし、公式のサイトに登録すれば、月500円でレンタルもできます。

サイト側で決められた月日をレンタルしつづければシリアルナンバーがもらえるという、嬉しい制度もあります。 シリアルといってもあの外国人が毎朝食べるヤツ(cereal)ではありません(笑)。 同じシリアルでも、スペルが違ってこっちはserial .。

シリアルナンバーとは、製品一つ一つに割り当てられた識別番号のこと。デジタルソフトは内容が同じだから、製品一つ一つにシリアルナンバーが付いてます。パソコンにインストールするときに、買ったソフトのシリアルナンバーを入力することで「自分のもの」になる、というわけです。

時間はかかるけどつまり「ローン」でソフトを買うってことですね。一括で払うより月500円なら学生でもなんとかなる金額でしょう。これから漫画を本格的にやるつもりなら、どういう方法(犯罪以外)にしろ、ゲットしたほうがいいと思います。

パソコンにインストールできたらあとは勉強&実践あるのみ。原稿用紙に描くのと違って感覚がつかみにくいかもしれないけど、そこは慣れるしかない。出来るだけ早いうちに慣れておくほうが絶対に得です。

アシスタントに入ってそこで教えて貰える場合もありますが、 そもそも時間のない現場で、アシスタントの育成に時間を割いてくれる仏様のような作家さんはほとんどいません。

せめて余計な迷惑をかけないように、基本的な操作方法くらいは、マスターしておいたほうがいいでしょう。私も実は現場で教えてもらいました。時間の制約のある中覚えるのはなかなか大変ですがむしろ独学で学ぶより効率良く学べると思います。独学だとどうしても無駄な部分も出てきますからね。全ての機能を覚えるのでなく必要な機能を覚えそれを効率よく使う。これは現場で教えてもらうのが一番だと思います。

 

 

 

 

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