意外に重要な対人スキル?作家さんとの相性

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マンガ家もアシスタントも、当たり前ですが人間です。

その人の性格によって、仕事場の雰囲気が違うのも事実。できれば楽しくやりたいと思うのが本音ですが・・。

マンガ家の仕事場は、作家さんのお好み次第。やり方も全て作家さんしだいです。朝方の人もいれば、夜中に仕事する人もいるし、アシスタントと一緒に仕事する人、別の部屋でする人、パテーションで仕切る人。よく喋る人、 無口な人、   口うるさい人、  細かいことは気にしない人、  実にさまざま。

在宅仕事でない限り、それまでは赤の他人だった人たちとひとつ屋根の下机にかじりついて仕事をしなければなりません。以前の記事で対人スキルも必要と書きましたが、特に作家さんに対する対人スキルは最も重要です。

こう言っちゃなんですが、マンガ家を志そうとする人間ははっきり言って普通の人とどっか違います。
ある意味では性質として持ってなきゃいけないものかもしれませんが、どちらかと言えば 俺が俺が  私が私が 的発想の人が多いように思います。

ひょっとしたらこれを見てるあなたも、割とそれに近いタイプじゃありませんか?普通の仕事はしたくない、 他人に使われるのは嫌、何か自分から発信したい・・表現したい・・そんな感じ、ですよね?

悪く言えばワガママ、ナルシスト、ですが要するに「自分」というものの存在を特に意識している人。

逆に言えば、他人との付き合いがあまり得意でない(そうじゃない人もいます)ということ。もともと人と群れるのが苦手で、一人で黙々と漫画描いてたような人たちです。そういう人たちがひとつ屋根の下で共同作業をするのですから、初めから少し無理があるといえばあるのです。

そのうえで作家さんといえば、ある程度自分を「認められた」人です。そして仕事場では、自分が王様です。

まして売れっ子漫画家ともなれば、周りがみんな「先生!先生!」ともてはやします。いい気持ちになり、少しあるいは大きく態度が「?」になる人がいても、無理からぬ話です。

もちろん、売れても実に謙虚な方もたくさんいらっしゃいます。

これはあくまで私個人の感覚ですが、作家として独り立ちして連載を持つ前にある程度社会経験がある、それもバイトではなくきちんと「社員」として働いた経験のある人は、アシスタントに対しても、割と応対が「普通」ですね。

厄介なのは、社会人経験もなく学生時代などに初めての持ち込みor数回の打ち合わせで認められ、華々しくデビューしそのままヒット作を生み出した・・なんていう、
そんな奇跡的な人は・・そりゃあもうね・・(笑)

あっという間に夢が実現するわけですから、「俺って天才」「私は世界の中心」なんて思ったとしても仕方ないかもしれません。まあそんな人は本当にひと握りですが。

そんなわけで少し性格的にクセのある?方も中にはいて、一緒に仕事してるうちにストレス溜まったりすることもあるのが正直なところです。

特に自分のスキルにまだ自信がない場合、理不尽な怒られ方をされたりすることもあるでしょう。(前言ったことと逆のことを言われたり・・ね・・これはホント厄介です)。

私自身、実は作家さんと合わずに事実上のクビになった経験があるので、偉そうなことは言えませんがよほどのことがない限り(人格否定や明らかにいじめと思われる言動以外)は、少しくらい意見が違ってもスルーすることをおすすめします(笑)。

下手に議論しても始まらないし、違う意見をきちんと認めるような大きな人ならいいですが、中には「同意だけを求める」人もいますから・・。

職場の空気が悪くなってもいけませんし、ちょっと違うよなあ~と思っても、笑ってやり過ごしたほうが賢明です。信頼関係ができればある程度無礼講な部分はありますが、作家とアシスタントの立場的な違いは、天と地ほどあります。

対等な意見を言うのは、作家になってからと割り切って、華麗にやり過ごせる技術を、身につけましょう。自分自身のためです(笑)。

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