世界の歴史から文学まで!『漫画で読める』『漫画で分かる』シリーズ 15選のご紹介!

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いよいよ夏本番!

と言いたいところですがまた週末台風が迫ってるようで・・なかなか梅雨が明けませんね。

こんな時は家で漫画でも読もう!

ただ、どうせ読むなら普通のマンガじゃなく役に立つものが読みたい・・というあなた。

今回は同じ漫画でも  歴史、文学、果ては日常における雑学など、読みやすくしかも知識が増えて一石二鳥な「知的好奇心」を刺激するマンガたちをご紹介する『漫画で読める』シリーズの第一弾です。

 

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「ドラえもん」「ちびまる子」ちゃん、「名探偵コナン」など、子供向けのモノもあるので夏休みの宿題にも使えるかもしれませんね。

 

では、どうぞ。

 

 

マンガで読む「歴史」

 

日本史

 

 

マンガで一気に読める!日本史

 

 

日本の誕生から現代までを、10章に分け、10人の作家がマンガで日本史を紹介する。

全てがマンガではなく、それぞれの自称を図解で説明したりしているのでとても分かりやすく「教育書」としても十分な情報量。

歴史の初心者が「日本史の流れ」をつかむのに最適だと思います。

【目次】
1章 日本のあけぼの
2章 仏教と律令国家の形成
3章 仏教政治と貴族の隆盛
4章 武士政権の成立と鎌倉幕府
5章 南北朝廷と応仁の乱
6章 戦国の世の幕開け
7章 太平の世の到来
8章 明治維新と武士の世の終結
9章 大日本帝国の誕生と近代化
10章 近代日本のあゆみ
巻末付録 サラッとわかる日本史年表

 

 

日本史探偵コナン 名探偵コナン歴史まんが 

 

 

名探偵コナンの作者、青山剛昌さんの描いた歴史漫画。こちらは歴史そのものというより、その時代に生きている人たちの生活や文化、使われているものなどをコナン君たちが推理しながら解説するというもの。

小学生が歴史を知るとっかかりになっていいかも。

全12巻でそれぞれの話が完結していて読みやすい。

 

「日本史探偵コナン1縄文時代 原始世界の冒険者(タイムドリフター)」
「日本史探偵コナン2弥生時代 ひとりぼっちの女王(リトルクイーン)」
「日本史探偵コナン3飛鳥時代 霧の中の異邦人(ストレンジャー)」
「日本史探偵コナン4奈良時代 裏切りの巨大像(モニュメント)」
「日本史探偵コナン5平安時代 十二単の好敵手(ライバル)」
「日本史探偵コナン6鎌倉時代 五条大橋の相棒(デスティニー)」
「日本史探偵コナン7室町時代 疑惑の花舞台(カーテンコール)」
「日本史探偵コナン8戦国時代 あかね色の落城(カタストロフィー)」
「日本史探偵コナン9江戸時代 幻影の八百八町(メガロポリス)」
「日本史探偵コナン10幕末 暗黒の羅針盤(コンパス)」
「日本史探偵コナン11明治時代 機械仕掛けの記念碑(メモリアル)」
「日本史探偵コナン12昭和時代 焼け跡の綿帽子(タンポポ)」

 

 

ねこねこ日本史 [ そにしけんじ ]

 

 

読売新聞の日曜版で連載中のギャグマンガ「猫ピッチャー」の作者

「そにしけんじ」さんが描く「擬猫」歴史4コマ漫画。

 

歴史上の人物が「猫」になって登場する4コマ漫画。

ともすれば重くなりがちな歴史の大事件なども、猫が演じることによりなんともゆる~い雰囲気に。

国を擬人化した「ヘタリア」などのように、キャラクターの特性を面白おかしく誇張したギャグマンガです。猫の特徴(壁に上りたがる、爪を研ぐ)なども歴史上の人物がやっているので微笑ましく読めますね。

でもちゃんとした解説もされています。

 

勉強にはあまりならないかもしれませんが「面白い読み物」として読んでみてはいかがですか。

 

【もしも、あの偉人が猫だったら…?】
ねこじゃらしで民衆をあやつる卑弥呼、
法隆寺でつめとぎする聖徳太子、
だれにでも飛びかかる足利尊氏、
おとものサルよりも小さい織田信長、
犬を100匹飼う徳川綱吉、
マタタビにおぼれる大石内蔵助、
異国の猫におどろく坂本竜馬!

 

 

ドラえもんの社会科おもしろ攻略 歴史人物伝【幕末・維新】 (ドラえもんの学習シリーズ) [ 藤子・F・ 不二雄 ]

 

 

 

ドラえもんの歴史シリーズは他にもあるのですがあえてここは人物、それも「幕末」にスポットを当てたこちらをお薦めします。

タイムマシンで過去へ向かったのび太たちの前に吉田松陰、坂本龍馬、近藤勇と新選組、西郷隆盛などおなじみの人物が登場。

小さい子にもわかりやすく解説した本です。

他のドラえもん歴史シリーズも併せてどうぞ。

 

 

信長の忍び

 

 

白泉社「ヤングアニマル」にて連載中の4コマ漫画。重野なおき原作。

主人公は信長でなく、その家臣の千鳥という少女忍者。

基本フィクションだが、作者が中学校の社会科の教員免許を持っているだけあってきちんと史実は踏まえているので「歴史漫画」として十分楽しめます。

この漫画をベースにした『マンガで攻略! はじめての織田信長 (ヤングアニマルコミックス) 』という解説本もあります。

 

 

 

世界史

 

マンガで世界史が面白いほどわかる本

 

 

こちらも歴史上の人物にスポットを当てた世界の歴史本。それぞれの国の歴史をスッキリまとめていて読みやすい。

ただ初心者向けというより少しは知識がある人が読むものと言った感じ。

マンガも最初の数ページだけなので少し物足りない気にもなるかもしれません。

解説は大手予備校の講師がしているという事なので受験生に合わせた教科書本と言った感じですね。

 

 

第1章 フランス (ジャンヌ=ダルク/ルイ14世/ナポレオン)
第2章 朝鮮半島 (李成桂/閔妃/朴正熙)
第3章 ロシア (イヴァン3世/エカチェリーナ2世/レーニン)
第4章 インド (アショーカ王/シャー=ジャハーン/ガンディー)
第5章 アメリカ (ジェファソン/リンカン/ローズヴェルト)
第6章 中国 (劉邦/則天武后/チンギス=ハン/康熙帝/孫文)
第7章 イギリス (ジョン王/エリザベス1世/ディズレーリ×グラッドストン)
第8章 エジプト (アメンホテプ4世/サラディン/ムハンマド=アリー)
第9章 ドイツ (オットー1世/マリア=テレジア×フリードリヒ2世/ビスマルク)
第10章 トルコ (コンスタンティヌス帝/メフメト2世/ムスタファ=ケマル)
第11章 イタリア (オクタウィアヌス/インノケンティウス3世/ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世)
第12章 イラン (ダレイオス1世/アッバース1世/ホメイニ)
第13章 スペイン (イサベル1世/フェリペ2世/フランコ)

 

 

 

三国志 横山光輝

 

 

 

 

 

横山光輝大先生の描かれた有名な長編コミック。

マンガで三国志と言えばこれ!という感じ。大人が読んでも子供が読んでもしっかり理解できる。

なんと言っても基本的に「面白い」んですよね。

歴史本とはいえやはり「面白く」するかどうかは作者の技量が必要なんだとよくわかります。

 

ぜひ読んで欲しいシリーズです。

 

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マンガで読む「文学」

 

 

こころ 夏目漱石

 

 

続いては「漫画で読む文学」シリーズ、まずは巨匠「夏目漱石の有名小説「こころ」です。

 

はっきり言って、これを読めば小説読まなくていいくらい再現率高いです。絵柄も上品で大人の鑑賞に堪えうる作品。

学生さんの読書感想文に使うにはもってこい(?)の漫画です。

 

 

人間失格 太宰治

 

 

『富江』シリーズで有名な、日本のホラー漫画家の第一人者と言っていい「伊藤潤二」さんの描いた「人間失格」です。

これは驚きました。

この作品をあの伊藤さんが描くとこうなるのかという新鮮な驚きです。

太宰テイストはしっかり含みながら、そこに「伊藤潤二の味」をしっかり入れ込んでいます。

「人間失格」はたくさんの人が描いているのですが、私はこれが最高傑作だと思っています。

 

人間の愚かさ、美しさ、恐ろしさをこれほどまでに気高く、おどろおどろしく描かれた作品を他に私は知らない。

癖が強すぎて嫌いな人もいるかもしれませんが、機会があればぜひ手に取っていただきたい。傑作です。

 

 

蟹工船 小林多喜二

 

 

こちらも有名な小説「蟹工船」のコミカライズです。

当時の労働者たちの苦悩や過酷さがしっかりと描かれています。

絵柄は古いですが、やはりこういった『思い』作品はこのくらいガシガシと描かれた線の方が迫力ありますね。

 

 

源氏物語

 

 

絵柄は綺麗で作品にマッチしています。

ただ所々省略されているので基本的な筋を知らないとわかりにくいかも。

しかし「紹介」の方にも書かれていますが、これだけの物語をあの時代に良く描いたなと思いますね。

日本初の恋愛小説・・と言っていいのか?美しく描かれてはいますが、「光源氏」って、ただの「男のクズ」ですよね(笑)。まあ、「正しイケメンに限る」ってやつですが(笑)。

 

 

走れメロス 太宰治

 

 

 

こちらも太宰の名作「走れメロス」のコミカライズ。

「女生徒」も同時収録されています。

 

 

カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー

 

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう名作だが、あまりに長編すぎてよほどヒマでもなければ読もうという気にさえならない。

そういう時にこうやって「漫画」で読めるのはありがたいものです。それでも380ページ越えという、マンガにしても相当長い。

それでも、多少端折ってはいるがこれだけで充分筋は理解できます。

 

是である程度話を頭に入れて原作に挑戦するという「新しい試み」もできるかもしれません。

 

 

 

定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む

 

 

タイトル通り(笑)。

ただ、あまりに10ページにこだわりすぎて省略しすぎてたりして逆にわからなくなったりする作品もあります。

とりあえず「こんな感じか」と表面的なところをつかんで、あとは興味があれば原作を読むという、「入り口」的な意味ではいいかもしれません。

<収録作品>
夏目漱石「坊っちゃん」
織田作之助「夫婦善哉」
国木田独歩「武蔵野」
芥川龍之介「地獄変」
チェーホフ「桜の園」
尾崎紅葉「金色夜叉」
徳冨蘆花「不如帰」
小林多喜二「蟹工船」
ウィーダ「フランダースの犬」
作者不詳「マザー・グース」
吉田兼好「徒然草」
有島武郎「カインの末裔」
太宰治「斜陽」
スウィフト「ガリバー旅行記」
陳寿「魏志倭人伝」
梶井基次郎「桜の樹の下には」
島崎藤村「破戒」
江戸川乱歩「人間椅子」
アンデルセン「人魚姫」
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

 

 

ちびまる子ちゃんの古典教室 源氏物語、徒然草などまんがで読む古典文学!

 

 

 

おなじみ「ちびまる子ちゃん」に出てくるキャラクター達による漫画と、解説本。

子供には喜ばれそうですね。

ただし全部をさくらももこさんが描いてるわけじゃなく、途中は「いのうえさきこ」さんという漫画家さんも書いています。

【もくじ】
ちびまる子ちゃんとなかまたち
まんが「古典って、なあに?」の巻
先生からのメッセージ「桃ちゃん先生の 古典って、なあに?」

第1章 古代の文学
古事記と日本書紀(こじきとにほんしょき)
万葉集(まんようしゅう)
竹取物語(たけとりものがたり)
古今和歌集(こきんわかしゅう)
伊勢物語(いせものがたり)
土佐日記(とさにっき)
蜻蛉日記(かげろうにっき)
枕草子(まくらのそうし)
和泉式部日記(いずみしきぶにっき)
源氏物語(げんじものがたり)
堤中納言物語(つつみちゅうなごんものがたり)
更科日記(さらしなにっき)
とりかへばや物語(とりかえばやものがたり)
大鏡(おおかがみ)
今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)

第2章 武士の時代と文学
新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)
方丈記(ほうじょうき)
平家物語(へいけものがたり)
宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)
小倉百人一首(おぐらひゃくにんいっしゅ)
徒然草(つれづれぐさ)
風姿花伝(ふうしかでん)

第3章 江戸の文学
おくのほそ道(おくのほそみち)
俳句(俳諧)(はいく・はいかい)
曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)

第4章 中国の古典
論語(ろんご)
三国志演義(さんごくしえんぎ)
漢詩(かんし)

 

 

まとめ

 

 

以上、今回は『漫画で読める』歴史と文学に絞ってご紹介しました。

気難しい人は、「素晴らしい文学を漫画なんかで読むなんて!」という人もいますが、

やはり敷居が高く、せっかくの名作も手に取ることを躊躇する人もいると思います。

そういう人にとっては、マンガであらすじが読めるというのは非常にありがたいものです。

 

マンガで興味を持てば、原作を読む人も増えるかもしれませんし、まずはその「素晴らしさ」を知ってもらう「入り口」として利用するのは悪くないと思っています。

 

 

次は「漫画で読める雑学」などを特集してみたいと思います。

 

ではまた。

 

 

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