佐々木朗希投手 県大会決勝に先発しなかった理由は?監督の判断は正しかったのか 選手寿命との関連性を考える 4コマ漫画あり

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こんにちは、 今まで言ってませんでしたが、実は大の野球好き、OYUKIHANです。

特に「高校野球」が大好きです。

今年も夏の甲子園大会が目前に迫っています。続々と甲子園出場校が決まっていますが、その中でも注目の筆頭、佐々木朗希選手を擁する岩手県の大船渡高校も出場していました。

 

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佐々木投手をあえて温存 国枝監督の判断理由は?

 

佐々木朗希投手

 

2019年春に行われた『侍ジャパン』合宿の紅白戦で、日本人高校生党首としては最速の163キロを記録し、一躍有名になった投手です。

 

 

小学生の時に東日本大震災を経験したことや、地元のみんなと野球がしたいとの理由であの「大阪桐蔭」からのスカウトを蹴ってまで地元の大船渡高校に進学したなど、その人となりを表すエピソードなどからさらに人気も高まり、今年の甲子園大会間違いなく最も注目されるはずの選手でした。

 

しかし、本日7月25日に行われた岩手県大会決勝、対花巻東戦では、先発もリリーフもすることなく2-12の大差で敗れ、甲子園出場はなりませんでした。

 

試合後の国保監督は 佐々木を登板させなかったことについて

投げられる状態であったかもしれないが、私が判断した。理由としては故障を防ぐこと

球数、登板間隔、気温です。今日は暑いですし。

と語っています。

 

佐々木投手本人は

監督の判断なのでしょうがない。高校野球をやっている以上出たいのは普通の事。投げたい気持ちはあった。

とコメント。

悔しさがにじみ出ていますね。

 

さっそくこの判断には「賛否両論」が出ています。

 

選手の体と将来を考えた英断だ

 

という声と、

選手は佐々木一人じゃない。他の選手のことも考えろ。

試合をやっている以上勝つためのベストを尽くすのが常識。

それをしないのは怠慢。

 

という2分された意見があります。

 

まあ負ければ当然そういう批判も出るわけで、国保監督としては「覚悟の上」だったんだろうなとは思います。

他の選手たちの本心も聞いてみたいですが…。

 

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高校野球における「球数制限」の必要性とは

 

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昨今、高校野球関係者やファンの間で懸念される材料として、

酷暑の真夏に甲子園大会をすることの是非や、投手の球数制限などがあります。

 

特に投手の「投げすぎ問題」は、かなり前から言われていますが一向に改善されたようには見えません。

 

近年の甲子園大会での投手たちの投球数を見てみましょう。

 

斎藤佑樹 早実 948 球

川口知哉 平安   820球

島袋洋奨 興南   783球

大野倫 沖水   773球

松坂大輔 横浜   767球

吉永 健太朗 日大三高   766球

辻内崇伸   大阪桐蔭  696球

一二三慎太     東海大相模 665球

田中将大 駒大苫小牧     658球

吉田輝星 金足農     881球

藤浪晋太郎 大阪桐蔭    516球

ダルビッシュ有 東北     505球

 

 

もちろん「投げすぎ」が原因とは限りませんが、こうしてみると有名な投手も今現在は軒並み故障を抱えていたり、万全な状態で投げている投手が少ないように見えますね。

 

それでもタイブレーク制度や球数制限には、反対意見もあったりしてなかなか浸透しないのも実情です。

 

 

タイブレークとは

12回終了しても決着がつかない場合に、次の回からノーアウト1,2塁の状態から試合をスタートさせる制度。

元々は「引き分け再試合の防止」が最大の目的。その結果選手への負担が少しでも軽くなればとの配慮で2018年の甲子園大会から採用された。

 

 

夏の甲子園大会は、日程がタイトであることも選手への負担要因として挙げられていました。

さらに再試合となればその負担も大きい。球数制限と並んで選手への負担軽減策として有効と言われています。

 

しかしこの「球数制限」や「タイブレーク」は、選手層の厚さで不公平が出るとの意見もありなかなか浸透していません。監督の采配にゆだねられているのが現状です。

 

金足農業高校  秋本元輝コーチ

「球数制限には反対です。秋田は野球人口だけではなく、子供そのものの数も減ってきていて、小学校でも連合チームが増えています。限られた戦力の中で勝負しなければならない状況で、公立校で3人も4人も継投できる投手を確保するのは現実的に難しい。導入されれば、今大会のウチのような躍進は極めて難しい。お客さんのためにやっているわけではないが、ドラマも何も生まれなくなってしまうのではないでしょうか」

 

要するに「お金持ちのチーム」がさらに有利になる、という事ですね。

しかしかといって選手を酷使して選手の寿命を短くしているとしたら「教育の一環」として存在してるはずの高校生スポーツの意義からすると本末転倒です。

 

 

まとめ

 

前々から、高校野球のスカウト問題や、改善に腰の重い高野連に対しての批判はありました。

スポーツマン精神とは程遠い、選手を商品に見立てて吟味するような大人たちの思惑に振り回される選手たち。

それでも少しづつ声を上げていくことでよりよい環境で球児たちに活躍の場を与えてあげられるようになればいい。

一高校野球ファンとしての気持ちです。

「真夏に開催するのは止める」とか「ドーム球場など空調設備の整った場所でやらせる」などの思い切った発想の転換を本気で考える時期が来たのかもしれませんね。

 

 

 

yui8

 

 

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